相栄産業の技術は、一貫生産であることに最大限に生かされています。顧客にとって、ワンストップであるメリットは時間短縮、コストダウン、融通が利くなど、さまざま。しかし、受注する側にはかなり広範囲に渡る知識と経験が必要になります。
例えば、金型は注文住宅と同じく、オーダーに沿って一つひとつまったく違うものを作ります。つまり豊富な実績があるということは、絶対的な技術と経験を培ってきたということであり、また、顧客から信頼を得てきたという証しなのです。溶接、組立、塗装も同様に、顧客の要望通りの質・量をご提供できるよう、技術革新を積み重ねてきました。
難しい部品も扱える、と謳ったときに、「ただし同じ系統の難しさに限る」というのでは、顧客のお役にはあまり立てません。相栄産業が目指すのは、難しさと同時に幅広さ、バラエティでもあるのです。そのためには、バランスのよい設備構成と、それを扱う熟練した職人が不可欠です。機械と技術。その二つが揃って初めて、幅広いニーズに応えることができると思っています。我々が現在持っている技術力は、かなり広範囲に応用できるものです。新しい分野に挑戦するのはいつも楽しいものですが、それは「我々なら必ずできる」という自信があるからなのです。